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SAISS(
Shopping action of in store system

 
SAISSとは、店舗内における買物行動を分析するシステムです。簡単に言えば顧客動線を分析するシステムです。
 現在の小売店舗では、殆どの企業でPOSシステムを導入しています。また、その分析手法も確立されており、単品あるいはカテゴリー(部門・品種・品群)でのデータ分析は企業の大小を問わず可能となっています。
 しかし、レイアウト分析となると未だブラックボックスと言っても過言ではありません。例えば、小売店舗では数年ごとに改装することが不可欠ですが、近年では改装の失敗、狙い通りにならない事例が多くなっています。そもそも改装の効果とは下記にあげる理由からですが、
昔であれば、改装投資は計画通りに回収できたものです。
 現在では、競合の激化、所得の減少、物価下落を背景に、売り尽くしセール、リニューアルオープンセールも異常値が見込めない時代となっているのです。結果として、改装投資が回収できずに収益悪化に陥っています。かと言って、改装しなければ店舗の陳腐化と顧客離れは避けられないのも事実です。

 改装の効果とは
  1.店舗がきれいになる、新しくなる
  2.ニーズに合致したMDに修正できる
  3.改装前の売り尽くしとリニューアルオープンセールが打てる

 では、その改装時のレイアウトは何を根拠におこなっているのでしょうか。まず、殆どの小売企業ではレイアウト研究・検証がおこなわれていません。大手チェーンストアであっても、店舗数は100〜200店、全ての店舗が規模・レイアウトが違います。自社の店舗はどうですか、物件に合わせてレイアウトしているケースが大半だと思います。
 レイアウト研究・検証がおこなわれている業態はコンビニエンスストアです。大手であれば店舗数は数千店もあり、面積も30坪程度と差異は少なく、この限られた面積でいかに効率の良いレイアウトとするかがポイントでした。また、大店法の規制を逃れるため、150坪のミニスーパーで標準化した食品スーパーチェーンもあり、高効率の店舗を実現していました。
 ただ、どのSMチェーンも対競合戦略のためにSSM化など大型化しています。しかしながら、効率は低下し売上は微増といったケースも多いのです。

 なぜ、レイアウト研究・検証がブラックボックスであったかのか。それは、多くの方が経験あると思いますが、動線調査はフロア図に顧客の通過した経路を鉛筆やペンでトレースします。しかし、
標本数が増えると線が重なったり、どのような顧客がどのような売場利用したのか分からなくなります。当然ながら、数値データとして処理できないので具体的な評価も難しく、手間がかかる割りに成果が乏しいためにあまり調査をしなくなったのです。
 SAISSは、動線調査をコンピュータ処理するシステムです。データ構造はデータベースになっており、客層別、入口別など項目別にリアルタイムに集計して画面に表示できます。

 SAISSの特徴
  ・集計コーザルは曜日別、客層別、入口別など
  ・売場毎の立寄率、購入率を算出
    画面上でクリックすると立寄率、購入率が表示
  ・通路の通過率を算出
    画面上の任意の通路をクリックすると通路の通過率が表示
  ・画面上で、売場の立寄率・購入率、および通路通過率が率の多少で塗り分けられて表示
  ・複数の売場をひとつの売場として集計処理
  ・売場の利用有無によって集計できます(○○売場を利用しなかった顧客の結果)
 

 SAISSは、改装だけでなく、現状のレイアウト分析をおこなうことにより、より効率の良いレイアウトづくり、プロトタイプづくりにも活用して頂けます。

 このSAISSのアウトプット見本をご希望の方、実際のシステムをご覧になりたい方は
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